遊び駒
今日は小屋入りの日でした。
不器用なのはわかっているが、仕込みの時ほどそれを痛感させられることはない。それでも体力があった頃は気合で乗り越えてたものだが、最近はそれすら体が許さなくなってきた。
毎度のことながらスタッフさん達の仕事振りは敬服するばかり。絶対的な能力の違うとかではなく、「別世界の存在」のように見えてしまう。素晴らしいの一言です。
将棋の用語に「遊び駒」という言葉がある。
盤上にあっても、攻めにも守りにも役に立っていない駒のこと。今日の自分はそれに近い状態だった。
けれども、将棋とはオモシロイもので、局面が進んで行くと遊び駒が「突如」働きだす事があったりする。勝利に貢献するかどうかは下駄を履くまでわからない。序盤で全く無能の兵士が、大将に最後の止めを刺すなんてことも将棋では珍しい話ではない。終盤の魔術師のごとく明日から気分一新。