◯結論
1.中年のピアノ未経験者がバッハ(クリスティアン・ペツォールト)のメヌエットを弾けるようになるにはおよそ3ヶ月程度の準備期間が必要
→これは個人差があり、最低限の音楽的知識がない場合は準備期間が長くなるだろう。(原作の栗林課長はレッスン開始から5ヶ月で演奏会のシーンになっている)
逆に、こちらの練習目的を理解してくれた先生のレッスンを定期的に受ける事が出来れば、期間の短縮が予想される
2.自宅にピアノ練習できる環境は必須
→自宅が電子ピアノの場合、公民館等で本物のピアノ練習期間も必須(私の場合は最後の2週間は本物のピアノで練習)
3.初めてづくしの役者にとっては本番時のプレッシャー対策が最重要
→実際、数回行われた通し稽古ではミスがなかったのにもかかわらず、本番でミスタッチなく弾けたのは色んな意味で慣れてきた最後の1回。残り3回は多かれ少なかれミスが発生している
役者を長くやってるから演奏シーンでもプレッシャーは少ないだろうと思ってはいけない。役者と音楽は全くの別物と認識しておくべき。
4.従って「聴衆」がいる環境での演奏経験は不可欠。それも不特定多数の聴衆がいないと舞台上で演奏する経験にはなりえないかもしれない
→要町駅や浦和美園駅の駅ピアノで練習したが立ち止まってまで聞く乗降客はほとんどおらず、プレッシャー対策という面では微妙だったか。展望室の中央にあり否応なしに注目される都庁のピアノの方が効果的だったかも。そういうシーンでミスなく弾ければそれが自信となって、いいイメージを持った状態で本番に望めるのではないだろうか
その6
(今回の考察はピアノ未経験者が舞台上で役を演じながらピアノ演奏することを想定しております。私の「主観」をもとに考察しておりますので音楽的見地から見ると適切でない記述があるかもしれません。)