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あっ!お母さんかも!

以前書いた安西均さんの詩「新しい刃」のブログTwitterで紹介したところ、ある子育て中の母親からリアクションがあり、この詩は母の息子に対する思いであっても全然おかしくないと気付かされた。30年以上に渡って「父」が息子を眺めている姿を想像していたが、言われてみれば「父」とはどこにも書かれていない。先入観というものは恐ろしい。安西氏の深い言葉の使い方に学ばされる。

 

戯曲や台本の解釈でも同様の事がある。自分が描いていたイメージを根底から覆されたのは1度や2度ではない。決めつけが許されるのは、作品の演出家もしくはプロデューサーだけかもしれない。

 

演出の良し悪しは別にして、演出家の方針に従えないなら役を降りるべきなんだろう。私自身、マイク前であれ舞台であれ映像であれ、出演する限りは無条件で演出に従う。疑問点があって方向性を確認することはあっても、何か新しい提案をすることはまずない。とはいえ、私も一度だけ怒鳴った事がある。若い演出だったというのはあるが、やってはいけない事だった。同じ過ちは繰り返すまいと心に誓っている。演出サイドの目的と役者サイドの思考は違うはずだ。

 

閑話休題

思春期の息子を見つめる母の眼差しは美しく語れる

逆に、年頃の娘を父目線で語るのはセンシティブで難しそう

 

でも、嫁ぐ娘への思いは父を詩人に変身させてくれる

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論破と多数決

ツイッターという140文字の中で何かを主張しようとすると、ストレートな表現になりやすい。

細かい部分に配慮した言い回しをしながら、相手の思いを汲み入れて

「それではこれこれこういう風な考えはどうでしょうか?」

などという回りくどい対話をするには余り向いていない。

 

勢い「論破」することが目的になりがちだが、たとえ論破したところで相手がこちらの主張を受け入れてくれるだろうか?

「あんたの考え方は納得できないね」

となるのが関の山ではないだろうか。

対話を眺めている第3者が

「ほうほう。論破した人の主張は素晴らしい」

となってくれるかもしれないが余りそういうケースは聞いたことがない。賛同してくれたのは、もともと同じ考えの人ばかりなんてことになりやすい。

 

これは個人的な印象だが論破したがる人は「100-0」で自分が正しいと主張しがちに見える。リーダーシップや何かを主導していくには絶対的な善をイメージさせるのも有効だが、現実問題、世の中に絶対的に正しいものなど余りないだろう。あったところでそれをそれをわざわざ議論するような人はさほど多くあるまい。

 

意見がわかれている事柄は大抵双方にそれ相応の「なるほど」と思える所がある。そこを論破しようとしてもちょっとやそっとじゃ相手は考え方を変えないだろう。むしろ感情的になり対立が深まる。どうしても相容れない部分があるのなら、相手を論破で全否定するよりはなぜ自分がその立場を取るのかを相手側に説明し

「あなたに賛同することは出来ないが、あなたが大切にしている部分は理解した」

と多少なりとも納得してもらう方がよほど建設的だし、場合によっては双方の「なるほど」が同時に成立する新しい方法が見つけ出せたりもする。

 

論破によるデメリットは多数決の際に強く現れる。

どちらか1つを選ばないといけないとき最後は多数決で決めるにしても

「お前の意見は論破した!多数決で決まったんだからこちらが絶対的に正しい」

としてしまうと、少数派の任意の協力は得にくい。論破した相手の協力が必要になる案件があとから出てきて困ったりすることだってある。

それよりは

「どちらの案にも有益と思える部分はあるが、どちらか1つを選ばないといけないので、正しいかどうかは別にして多数の支持のある方を採用させてください」

とする方が、スムーズに物事を進められる。

 

論破は議論を主導出来るなどメリットもあるが、多数の協力が必要な事柄においてはデメリットのほうが多い気がしている。

無言劇

少し前になるが無言劇というのを見た。
無言というと、大道芸などでよく見るパントマイム的なものをイメージしがちだが、動きに関していえば一般的な舞台よりも少ないものだった。派手な動きやセリフが無くても、何かしら伝わるものがあり飽きずに見ることが出来るというのは面白い発見だった。いや、正確に言えば伝わって来てるのではないのかもしれない。こちらの方から「感じて」いるのかもしれない。

一般的な舞台は、役者の方から「伝える」・「表現する」という強いベクトルが発生し、見ている側がそれを受け取る。今回は客側の方から役者の小さな動きや表情変化を見逃さないような衝動が発生したように思える。言葉という情報伝達ツールがないことは、観客側の集中力を高めるケースがあるようだ。絵画を見る感じに近いのか。

無論、言葉無しでテーマ性を伝えるには、観客側の素養に左右される部分が多くなるだろう。言葉による説明がなければ、演じられてることがわからないケースは増える。今回見たものはオムニバス形式で、多少わからない所があっても新しい話が展開してくれるので、そういうストレス無く見ることができました。

ややもすれば、ネガティブな選択としてのオンラインやリモート公演になりがちな時に、昨今の状況をポジティブに捉えて、新しい表現形態に挑戦した姿が素敵でした。

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なぞなぞ回答

「空手大会で戦った太郎くんと花子さんは、クルスマスの夜に会うことになりました いったいどうして?」

答え:付き合ったから(空手大会→突き合う→つきあう→付き合う)

クリスマスの次は大晦日。ということで大晦日なぞなぞも。
「タコ、エビ、クラゲが年末の大掃除をしました。一番丁寧に掃除したのは」
答えは↓

 

 

 

 

 

 

 

答え:タコ(タコは墨を吐く→隅を掃く)

ちょっと早いけど皆様良いお年を。

イナビルの効果

久しぶりにインフルエンザに感染。
初めてイナビルを使う。
状態の変化が少し特殊だったので忘備録として残す。
エビデンスレベルは低い。

13(木)
咳が出始める。夜に市販薬の飲む。

14(金)
朝・昼・夜と市販薬を使用。
咳に変化なし。喉の痛み及び体温上昇を感じ夜に検温37.6度

15(土)
朝検温38.0度。
喉の痛みはあるが関節痛・筋肉痛・鼻水・頭痛等は無し。
風邪の可能性も考えたが、市販薬を飲んでも解熱しないのは私がインフルエンザに罹患した場合の特徴なので病院へ。
関節痛等がなく、家族に罹患してる者も居ないことから、医師もインフルエンザの可能性は低いと見ていたが、結果は陽性。
イナビル・ロキソニン・フスコデ・トラネキサム酸錠を処方される。
(この後、フスコデ・トラネキサム酸錠は1日3回指示通り飲む)

午前11時、イナビル服用。
正午、検温36.6度。
明らかに効き目が早すぎるので「偽陽性」だったのではと考える。ただし、喉の痛みは続く。
夜、検温 38.5度。ロキソニン服用。
インフル陽性は間違いなかったようだ。昼に下がったのはイナビルの一時的な効果なのかどうか。ちょっと興味深い。

16(日)
朝検温 37.4度 関節痛を感じたのでロキソニン服用。
夜検温 36.0度 喉の痛みはあるが、その他は平常

100年後は

年齢に関する話題で盛り上がった。年を取ると過去を振り返ることが多くなる。
昔の記事を読み返す。2013年のブログ。当時はソフトとプロはどっちが強いかという議論が成り立っていた。
「いつの日にか名人の敗れる時が来るだろう。いや、今現在でも、10局やったら名人の10勝ではないような気がする。10局やってコンピューターが6勝する日はまだ先だろうが、それとて数年後に訪れるやもしれない。」
2018年の現在。ソフトは名人の遙か上の存在になっている。思った以上にソフトの進化は早かった。

大正時代のアンケート。100年後の日本はどうなっているかというのがテーマ。
まずは的中したもの。
「食文化の変化に伴い、非常に美しく繊細な明るい女が増えるだろうと思います。肉体的にいえば、やや小柄に、だんだん西洋化された皮膚の細かい傾きを予感させます」(室生犀星
今日の飲み会も明るく美しい女性お二人でした。卒業式じゃないけれど紋白蝶も椅子の上から拍手喝采

結核病院が空中に出来ているであろう」
こちらは当たらなかった予想。100年後も結核を克服することは出来ないと思っていたとうかがわれる。

平成の現在。死因の第一位は癌。100年後、癌で亡くなる人など居ない世の中になっているかどうか。

私は意外と早くそんな時代がくると予想してみる。
まだはもうなり・・・・。将棋ソフトの進化もそうだった。まだまだと思ってるとあっという間だったりする。

「飲酒と加齢その2」

4月に続いて、アルコールの分解能力と加齢の関係の推定。
エビデンスレベルは低いが再度忘備録として臨床例的に残しておく。

公演終了後、午後10時ごろより飲酒。
ホッピーセット1、その後、焼酎のみの追加4杯
午後11時45分頃、飲酒終了。

午前0時30分頃帰宅

夜食を取り、午前1時30分頃睡眠

午前9時頃起床
起床時は吐き気なし。胃の不快感あり。倦怠感はあるが程度は弱い。アルコールが体内に残るもあらかた分解されてる模様。再度、就寝する

午前11時頃
胃の不快感は解消。倦怠感は残るが、日常生活を営むには支障なし。通常生活に戻る。

推論
公演終了後でも2時間程度の飲酒であれば、翌日の不快感は軽減される。
不快感が残ること自体は加齢による影響ではなかろうか。
胃の不快感は就寝直前の食事による可能性。
次回は同じ条件で食事をしないケースを調べてみたい。

補足
4月に比べて疲労度は高かったと思われる。
午前0時を超えてからの外での飲酒の影響はさらにデータが必要。