ベテラン健在
昨日の収録の疲れが残ってる感じだ。
セリフはそれほど多く無かったが、パワーが必要な場面が多かったからか。
それとも、打ち上げの席で飲みすぎただけか。
今日はノンビリ将棋観戦。
名人戦は、羽生名人が勝ち3勝3敗のタイに戻して、決着は最終第7局に持ち越された。
名人戦レベルだと将棋ソフトもまだ太刀打ち出来ないようだ。
ソフトが推奨する手を上回る手順の攻防が続いた。
まだまだ人間が土俵を割ってないと知り、ほっと一息。
今日は名人戦の他に、気になる対局があった。
A級順位戦の「高橋九段対久保二冠王」
高橋九段に初めて会ったのは私が小学生の時。当時、新進気鋭の若手ながらタイトルを獲得していた高橋王位はアマチュアの方を相手に指導対局をしていた。
そんな高橋九段も今は50代のベテラン。
将棋の世界は勝ち負けがはっきりしている分、序列が明確。
序列の最高位にいる10人が名人への挑戦者を決めるA級リーグに所属する。
そこで1位の成績を取り挑戦者として時の名人を破れば、晴れて名人位を獲得。
50代でA級リーグに所属しているのは高橋九段ただ1人。もちろん、リーグ最年長者。
相手の久保二冠は棋王・王将の2つのタイトルを持つ、今一番脂がのってる棋士。
年齢的にも勢い的にも久保二冠有利という雰囲気があったが、結果は高橋九段が勝ち。
もし、高橋九段が名人になったら・・・。
高橋九段が来年の名人になると予想してる人は0.1%も居ない。
むしろ、悪い成績を取ってA級リーグから落ちる可能性を指摘する人が多い。
でも今日の1勝はそんな下馬評に対する無言の反論だったような気がする。
ゲームの高橋名人がハドソンを退社した。
今まで知らなかったが「高橋名人」はハドソンの登録商標らしい。
長年親しまれたネーミングなので、本人が名乗る事くらいは目くじらを立てないまでも、
「高橋名人のゲーム業界ウラオモテ」
みたいな題名の本を出したりするのは難しくなったのかも。お金が動く行為には一定の制限が付きそうだ。
もし高橋九段が名人になっても「高橋名人の将棋上達法」なんて著書は出せないのだろうか(笑)